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「保育」のお役立ちコラム

子どもの食事量

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子どもの食事量
 
 たくさん食べたと思ったら、次はほとんど食べなかったりと、子どもの食欲は一定しないものです。
離乳期の子どもをもつおかあさんからも、「どのくらい食べさせればよいのか分かりません。」という質問をよく聞きます。今回は、離乳食を中心に1回あたりの食事の適量について考えてみましょう。
 
 離乳を開始してまもないころは、離乳食に慣れることが最優先になるので、食事は、つぶしがゆをスプーンに1~2杯程度からはじめます。ゆっくりとあせらずに進め、スプーン4~5杯くらいおかゆを食べることができるようになったら、つぶした野菜、つぶした豆腐などもやはりスプーン1杯から与えてみましょう。おかゆだけの食事に次第に新しい食品が加わっていきます。食事後は、飲みたいだけ授乳します。
 
 離乳が進んでくると食事量も次第に増えてきます。厚生労働省が示した「授乳・離乳の支援ガイド」では、食事の目安量がgで示されていますが、家庭で毎回食事を計るのは、なかなか難しいでしょう。数字にとらわれていては、楽しいはずの食事がストレスになってしまいます。離乳食の食事量は、「主食のおかゆや軟飯の量を基準に、野菜は主食の半分、魚・肉・豆腐などのたんぱく質食品も合わせて主食の半分」を目安にします。ちなみに主食の量は、生後7、8か月頃でおかゆが子ども茶碗6分目程度、9~11か月頃で軟飯が子ども茶碗7分目程度、12~18か月で軟飯が子ども茶碗軽く1膳程度です。これらにスープやおみそ汁など、うす味の汁物を添えてもよいでしょう。
 
 ただし、上の量はあくまでも目安であり、子どもの食欲などで調整します。大切なのは、子どもの健康と成長です。毎日元気で機嫌がよく健康に心配がなければ、食事が適量なのかどうかは成長のようすで判断します。母子健康手帳にある身体発育曲線に体重や身長を記入して、発育曲線のカーブに沿って増加しているかどうかを確認しましょう。からだの大きさや成長には個人差があるので、一人一人特有のパターンを描きながら大きくなっていきます。その子のペースで成長曲線に沿って成長していれば、与えている食事量も適量と考えてよいでしょう。
 
 体重の増加がみられない場合や、身体発育曲線から大きくはずれるような急激な体重増加がみられる場合は、必ずその原因があるはずです。食事内容の見直しや、場合によっては医師に相談するなどして、その後の変化を観察しながら適切に対応しましょう。
 
 離乳が完了して、1~2歳ころの食事量の目安は、主食、副菜、主菜は、おとなの1/2弱程度、くだものはおとなの1/2程度が適量とされています。おおよそのイメージが描けるのではないでしょうか。このころ、一時食欲が低下することがあります。多くの場合、生理的なもので心配はいりません。あまり神経質にならず、間食を与えすぎていないか、食事のときにお腹がすいているかを確認しましょう。
 
 また、1歳を過ぎると、遊び食べも増えてくるものです。出された食事を美味しく、楽しく食べるためには、落ち着いて食べられる環境も大切ですね。子どもの気が散るテレビはなるべく消すようにしましょう。おもちゃなども片づけた環境で、家族と一緒の食卓が実現できるように支援していきたいものです。


 

曽根 眞理枝 先生

(そね まりえ 先生) 
 
横浜女子短期大学准教授・管理栄養士
専門:小児栄養学

神奈川県内の保育士を対象として、離乳食の進め方など乳幼児の食生活に関する研修の講師を務めるほか、
2009年度より横浜市港南区の委嘱を受け、区内保育園の食育研修講師として食育推進にもかかわっている。

〔著書〕
「子どもの食と栄養」建帛社、「最新子どもの食と栄養」学建書院 など

2012.12.01
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