保育のコラム

幼児教育無償化によって保育士の給料はどうなるのでしょうか?

2021/01/07

2019年10月から幼児教育無償化が行われると思うのですが、幼児教育の無償化が行われることで、保育士の給料って何か影響があるのでしょうか?

結論から言うと、ほとんど影響しません。

ただし保育士不足には拍車がかかると言われています。

この幼児教育無償化による保育士への影響について少し解説しますね!

“ずっと保育士編集部”

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

そもそも幼児教育無償化とは?

そもそも、幼児教育無償化とはどのような制度なのですか?

幼児教育無償化とは、幼稚園、保育所、認定こども園などに通う子供を対象に、保護者にかかる保育料を無償にするというものです。

幼稚園の預かり保育やベビーシッター、認可外保育施設も無償化の対象とし、2019年10月から本格的にスタートします。具体的に無償化になる範囲などは、下記表にまとめてみました。

表1:幼児教育無償化の対象者と範囲

対象者

利用施設

無償の範囲

保育の必要性の認定事項に該当する3歳から5歳

共働き家庭

シングル家庭

保育所、認定こども園

無償

幼稚園

月2.57万円まで無償

幼稚園の預かり保育

幼稚園保育料の無償限度額を含め、月3.7万円まで無償

認証保育所、認可外保育所

月3.7万円まで無償

(複数利用)認可外保育所+ベビーシッターなど

月3.7万円まで無償

(複数利用)保育所+障害児通園施設

無償

保育の必要性の認定事項に該当しない

3歳から5歳

専業主婦(夫)家庭など

認定こども園

無償

幼稚園

月2.57万円まで無償

幼稚園の預かり保育、認可外保育所

無償の対象外

(複数利用)幼稚園+障害児施設

無償(幼稚園は月2.57万円まで)

【参考:内閣府・文部科学省・厚生労働省「幼児教育の無償化について」

幼児教育無償化による保育士の給料への影響はある?

幼児教育無償化で保育士の給料などが下がるとかはないですよね?

結論から言えば、下がるということはありません。

特に私立園などで働いている保育士さんは、保育料収入が下がるイコール給料が下がるかも、と考えてしまう方もいるようですが、そんなことはありません。

幼児教育無償化による保育料は、2019年10月から予定されている消費税の引き上げ分を財源とする予定です。

そのため、保育料の収入が下がるということは考えにくいです。

また補足ですが、同じく消費税の引き上げ分は保育士の給料のベースアップにも引き当て予定のため、むしろ保育士の給料については、上がる予定になっていますよ。

保育士不足に拍車がかかるという懸念も・・・

では、幼児教育無償化によって、他には影響が出ることはありますか?

そうですね、一番懸念されているのは、保育士不足に拍車がかかるのではないかということです。

これまで保育園に預けていなかったご家庭でも、幼児教育無償化をきっかけに保育園利用を考え、働きに出る方も増えるかもしれません。そうすると、保育園入所を希望するお子さんが増え、現在でも問題になっている待機児童や保育士不足がますます加速するかもしれないということです。

ただこのような懸念は、国も理解しており、2019年の消費増税によって、保育士さんの給料のベースアップや処遇改善で対策を取る予定にしています。明日香としても、処遇改善によって、保育士資格を持っているにも関わらず保育士として仕事をしていなかった、いわゆる潜在保育士といわれる方々の復帰もしやすくなるのでは、と見ています。

幼児教育無償化による保育士の給料への影響はない

幼児教育無償化によって、保育士の給料には影響がないことがよくわかりました。ただ、保育士不足の拍車は忙しさだけが増しそうで心配ですね。

そうですね。2019年10月の消費増税で行われる幼児教育無償化や保育士の処遇改善が一緒にテーマに上がっているので、給料への影響を心配する方もいますよね。

しかし、幼児教育無償化は保育士の給料へ影響はありませんので、ご安心ください。

保育士不足への心配もありますが、処遇改善により給料アップはもちろん、改善事項も増えてくでしょう。

給料や待遇がアップすることで、保育士自体の社会的地位が向上し、保育士希望の人も今後増えてくると思われます。今はその過渡期ともいえる時期です。長い目で考えると、保育士の将来は明るいと考えられるでしょう。

 

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