保育のコラム

園児の手作り七夕飾りを飾ろう!保育園の七夕飾り製作遊び3選

2017/10/05

園児の手作り七夕飾り

 

七夕は、織り姫と彦星が1年に1度会える大切な日。「晴れて無事に会えるといいな」という願いをこめて七夕飾りを作ることで、製作遊びを通して日本の伝統行事に触れ、楽しみながら七夕を知ることができるでしょう。

 

今回は、簡単にできる「七夕飾りの製作遊び」をご紹介します。

 

 

ネット素材で作る「キラキラ天の川」

 

 

 

保育園の七夕製作遊び

 

はじめに、紙やテープのキラキラ星を飾り、水切りネットや果物ネットを「天の川」に見立てる「キラキラ天の川」をご紹介します。

 

ネット素材は保護者に呼びかけて、家にあるものを持ってきてもらうと良いでしょう。

 

 

【材料】

 

・三角コーナー用の水切りネットや、果物を包むポリエチレン素材のネット

・折り紙(金や銀など)

・粘着剤付きのキラキラテープ

・ボンド

・両面テープ

 

【作り方】

 

1.水切りネットの下(底)の部分を、縫い目に沿って切り落としてください。

筒状になった水切りネットの片側だけを切り開き、広げると長方形のネット素材になります。

 

2.果物ネットの場合は折り目を広げると筒状になるため、片側だけを切り開いて広げましょう。

 

 

3.折り紙を星の形に切り、ボンドを付けてネットに貼ります。両面テープを付けた星を準備しておくと、低年齢児でもシール遊びのように製作遊びを楽しめますよ。

 

 

4.最後に、粘着剤付きのキラキラテープを1cm角に切ってネットに貼り、「キラキラ天の川」の完成です。

 

 

まだはさみを上手に使用できない子どもが多い0~2歳児クラスの場合は、ネット素材や折り紙を事前に切り、作りやすくなるよう保育士が準備をしましょう。

 

 

ネット素材は、水切りネットや果物ネット以外に、使用しなくなった洗濯ネットなども活用できます。色は青や水色、白が向いていますが、緑色のネットでも雰囲気が出るでしょう。

 

 

はじき絵のお星さま

 

 

七夕飾りといえば「お星さま」が欠かせません。

 

「今年はどのような星を作ろうかな……」と迷ったら、「はじき絵のお星さま」はいかがでしょうか?「はじき絵のお星さま」が七夕飾りに加わると、手作り感がさらにアップします。

クレヨンと絵の具の組み合わせで、世界で1つだけの個性的な「お星さま」を作りましょう。

 

【材料】

・星型に切った画用紙

・クレヨン

・薄めに溶かした絵の具

・筆

 

【作り方】

 

1.画用紙は保育士が事前に切りましょう。星の大きさは横幅12~14cm程度を目安にしてください。

 

2.クレヨンで自由に模様を描き、その上に絵の具を塗ります。絵の具は3~5種類の色を準備して、好きな色を選んで塗れるようにしましょう。

 

 

3.乾いたら「はじき絵のお星さま」の完成です。

 

 

星をもっと小さくして、のれんのように5~6枚つなげても楽しめます。色を統一したり、1つずつ色を変えたり、配色や形を自分で考えてアレンジすることが楽しい製作遊びです。

 

 

 

千代紙を使用して織り姫と彦星を作ろう

 

 

 

織姫と彦星

 

最後に、七夕の主役である織り姫と彦星を作りましょう。

個性あふれる顔に千代紙で作った体を付けると、かわいい紙人形ができあがります。

 

織り姫と彦星にとっては1年に1度のデートです。すてきな服を着せてあげましょう。

 

 

【材料】

 

・画用紙

・色ペン

・千代紙

・のり

・星シール

・粘着剤付きのキラキラテープ

・はさみ

 

【作り方】

 

1.画用紙は1辺12cmくらいの正方形に切り、1人につき2枚準備します。

 

2.織り姫と彦星の顔を色ペンで1枚ずつ書き、はさみで切り取ります。

 

 

3.次は、体を作るために千代紙を台形に切ります。

 

大きさの目安は下が7~8cm、上が4cm、高さが8cmくらいです。

 

4.紙人形らしくなるように、体の上の方に顔を貼りつけます。

 

 

5.キラキラテープを帯のようにして体に貼ります。表だけ貼ればOKです。

 

 

6.仕上げに、おでこに星シールを飾れば、「千代紙を使った織り姫と彦星」のできあがりです。

 

 

千代紙の種類を多くすることで、製作がより楽しくなります。

 

保育士が画用紙を丸く切ったものを準備して、子どもたちはクレヨンで目鼻を描くだけにしても良いでしょう。

 

また、織り姫の体に細長く切った色画用紙をストールのように巻きつけると、ますますすてきなコーディネートになります。ぜひ試してみてください。

 

 

おわりに

 

 

飾りを作って遊ぶことで、子どもたちが七夕に楽しく触れることができます。

 

家庭でも家族と一緒に七夕が楽しめるように、製作したものを持ち帰らせるのも良いかもしれませんね。

 

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